新規就農1年目。アルバイト募集についてのお礼
ご無沙汰しています。小西トマト農園です。
私たちは、今年、2月に新規就農し、トマト農家として初シーズンを迎えました。
師匠から農園を引き継ぎ、第三者継承のような形で進めてまいりましたが、トマトハウス5棟分、27a(2700㎡、818坪)を回していくには人手が足りず、たくさんの地域内外の方にご協力いただいた1年となりました。
実際に来ていただいた方、広報、その他の活動にご協力いただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。
簡単ではありますが、ここにお礼を申し上げますとともに、求人プロジェクトの内容をまとめました。
地域の発展や、来年度以降へ向けて安定的な雇用確保につながればと願っています。
もちろん、来年度以降も、トマト栽培は続きます。
今年も32名以上、たくさんの方に参加いただきましたが、まだまだ人手を欲しており、仕組み化等も進めていかなくてはなりません。
地域全体でも、慢性的な人手不足が続いています。今後も皆様のあらゆるお力をお貸しいただければ、と思います。
トマトの作業や、就農、その他のアドバイス、「こんな協力ができるよ!」「話を聞きたい」など、ご興味のある方は、ぜひ、下記よりご連絡いただければと思います。
応援メッセージ等もスタッフさんに届けたいと思います!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
*農園関連リンク
*メールアドレス
tomatofarm524@gmail.com
【R4年求人プロジェクトに関して(報告)】
R4.11.21 小西トマト農園
■目的
・ルネッサンストマトの生産を支えるため、栽培を担う農園スタッフを集める
・特に、定期的に来てくれるスタッフ、繁忙期(6~8月)に手伝ってくれる方を集める
■実施主体
小西トマト農園
■実施期間
令和4年5月~11月
■プロジェクトの背景
私たち小西トマト農園は、2022年2月に新規就農し、奥三河高原にて、地元で20年以上愛されてきたルネッサンストマトという品種のトマトを栽培している新米農家です。
かつては10軒以上いたルネッサンストマト農家も、高齢化が進み、現在4軒のみで生産を続けています。
担い手となり、生産を支えてきたスタッフも、高齢化が進み、ご家族やご本人の体調不良により、人手不足に拍車がかかっています。
ここ奥三河地域は、愛知県内においても、夏場にトマトの出荷ができる唯一の地域で、その技術力やトマトのおいしさに一目置かれる重要な産地です。
私たちのような若い農家が、SNS等を使いできる限りの力でスタッフを集め、奥三河の魅力を伝えることによって、農業はもとより、奥三河に愛着を持ち、この地に通ってくれる方を増やし、ゆくゆくは移住や、トマト生産の担い手を増やすことができれば、と考えこのプロジェクトを発足しました。
■当初の懸念事項
・僻地なこともあり、最低賃金ではあつまらないのではないか
・初心者でもやっていただける仕事なのだろうか。
■実施したこと
・植え付けイベント開催
日時:3/1、4/1 参加者:のべ13人名(5+6名)
・農協の求人サイトへ掲載
・アグリトリオでの求人募集(6-8月)
・関係各所への周知:設楽町役場、普及課、農協
・チラシ配布依頼:役場、道の駅したら、こどもセンター、町内店舗、近隣市町村の観光課など
・町内広報紙「広報したら」での園主紹介
・地元の活動団体のへの周知(そらの下、えごま、だらワークス)
・イベント出店(源流フェス、トマトフェス)
■結果
・32名(定期メンバー7名、単発25名)のスタッフを集めることができた。
・それ以外にも10名ほど、ボランティア(無償)で参加いただける方がいた。
■各媒体からの流入
・アグリトリオ 16名
・その他 6名
合計32名
■参加者の特性
・年代:20~50代くらいの方
・在住:県内10市町村、県外2市から。(遠方から来ていただける方が多かった)
・地域名
・働く環境や自然環境など、賃金以外の魅力を感じていただける方も多いようだった
・早朝(5~7時)がいいと参加いただける方もいた
(子育て中の方、起業したばかりの夫婦で、日中は仕事があるため、早朝に夫婦どちらかが参加いただくなど)
・親子、お友達で参加してくださった方もいた。
■大変だったことなど
・当初は「お手伝いさん」という形で募集。混乱が生じたので、アルバイト募集に切り替えた。
・初期は初めての方が多かったので、作業説明に想像以上に時間がかかった
・動画やマニュアルを充実させる必要性を感じた(毎日農園の状況も変わるので、日々微調整も必須。)
・農業に触れたことがない、設楽町に来たことがないといった都市部の方には、コミュニケーションの取り方などからお伝えする必要があり、配慮が必要な場合も(少数だが)
・感染対策について、どの程度すべきか。ガイドライン等を模索した。
・シフト調整が大変だった。前日の夜~夜中にご連絡いただくこともあったので、反映しきれない面も多数。
・単発の方は、当日支払いになるので、お金の準備・管理が大変。
■今後していきたいこと、構想
◇交通手段・宿泊施設の確保
・農業大学校(岡崎市)の生徒さんに来ていただいた(12名)。交通手段・宿泊場所などがあれば、研修なども考えられるとのこと。
・アグリトリオさんからの紹介で、6月にネパール日本語学校の生徒さん(ネパール人)4名に来ていただいた。丁寧に仕事をしてもらい、とても助かった。今回はアグリトリオさんが送迎を担ってくださったが、毎回送迎するのは難しいため、何かサポートがほしい。
・遠方からも来たいという声があった(東京、京都、秋田など)
◇関係機関との連携
・1農家が継続していくには限界がある。町内の関係機関、農家さんなどと連携し、町全体としての担い手をうまく集められないものか。
・町内、町外で働く、デスクワークの方に休暇等を使って、トマトの魅力に触れていただく機会イベントなど
・繁忙期の(6~8月)のシフトなどある程度事前に組めるといい
・地元で働く方に休みの日にボランティアや農作業体験などに触れてもらう行事など企画できないか
・地元高校の林業科など、地元の学生たちに職業体験など来てもらえないか
・観光ついでに農作業もしたい、という方が多かったので、観光関係の案内もしながら、人を集めるということができれば。
◇その他
・ハローワークへの掲載
・選果作業を継続的に担ってくれる方、継続してきてくれる方を増やす
・女性の方が多く参加してくださったので、トイレ設備などをきれいにしたい
・SNSでの発信を増やす。(ポットキャスト、Instagram、Facebookなど)
・繁忙期の時に、無理せず回せる体制を冬の間に作っておきたい。それをサポートしてくださる方を集める。
■参加者の参加動機・感想
◇農業・食への関心
・食に関心があり、農家さんを応援したい。
・自分たちも自営業で起業初期は大変だった。少しでも力になれれば
・ルネッサンストマトが大好きなので、規格外品を分けてもらえるのがうれしい。
・農業に関心がある
・家庭菜園の延長で作業をしてみたい。
・日頃から、農家のお手伝いに行っている。単発の仕事が多かったが、長い期間取り続ける、手入れをいつもする楽しみがあった。
◇レジャーと合わせて
・もともと設楽町にレジャーできていた。
・地元の人と触れ合いたい
・設楽町に親族がいるので、もともと定期的に通っていた。
・休日、家にいてもやることがないので。
◇就農希望
・平日は農業研修しており、休みの日にいろんな野菜農家のお手伝いをしている。
・就農希望。別の仕事をしていたが、地元(豊橋)に帰り、就農準備中。独自の販路開拓などを考えているので、農家のお手伝いをしながら、人脈づくり、ヒントを得ている。
◇働く環境
・園主の人柄や、働く人の雰囲気がいい。
・移住希望。時間にとらわれない仕事がしたい。
・日頃はデスクワークをしているが、気分転換のために。
・いろんな地域、経歴の方と出会い、話せるので楽しい。
・決まった時間でなく、ある程度融通が利くシフトなので、通いやすい。
■振り返り
・想定を超えるたくさんの方に、応援していただいた。
・20年以上の歴史のある、ルネッサンストマトだからこそ応援したいという声も多くあり、師匠や先輩方が重ねてきた歴史の偉大さをあらためて感じた。
・お手伝いに来ていただくことで、ルネッサンストマトや設楽町の魅力を実際に感じていただく機会になったのではないか。
■お問い合わせ先など
公式LINE
Facebookおてつだいさんグループ
https://www.facebook.com/groups/708630543755326/?ref=share
Facebookの小西みのり
にもお友達申請くださいませ。
https://www.facebook.com/minori.shoji
どなたかわからないので、
ひとことコメントをお願いします。
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小西トマト農園
090-9902-4728 (担当/小西)
tomatofarm524@gmail.com
https://linktr.ee/524tomato
北設楽郡設楽町東納庫
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◆農園・園主・トマトについて◆
🍅園主について
小西勇基 (コニシ ユウキ)
1981年 名古屋市熱田区生まれ。
三重大卒。元システムエンジニア。
2016年よりトマト農家でのお手伝いを始める。
2020年 愛知県北設楽郡設楽町に移住、
トマト農家研修を開始。
2022年独立。
趣味は長距離ドライブ・スノーボード(バックカントリー)。好きな山はBPM
もともと車関係のシステムエンジニアの
仕事をしていましたが、
農家になるのが長年の夢でした。
ルネッサンストマトの美味しさと
師匠の情熱に惹かれ、移住。
2021年5月には娘も生まれました。
2年の間の研修を終え、2022年2月より独立しました。
🍅ルネッサンストマト
特産地としては設楽町のみで栽培される
20年地元で愛されてきた「幻のトマト」。
皮が薄く種まわりのジェル部分が少ないため、
丸かじりに最適。
ストレスを与えない栽培方法で甘さと
酸味のバランスを追求しています。
5月から11月が最盛期。
愛知県内のイオン、
設楽町周辺の道の駅に出荷しています。
🍅受け継がれてきた地域の魅力を次世代へ
地域の過疎化により、
かつて10軒以上いたグループ農家も、
現在は4軒にまで減少。担い手を探しています。
トマトづくりは、水や土地など代々繋いでこられた自然の恩恵で成り立つもの。
トマトの味はもちろん、奥三河の自然の豊かさや、
地域の方の知恵やあたたかさをも
子ども達の世代につないでいける農家になりたい
と思っています。