【暮らしも稼ぎも犠牲にしない 変化の時代にぼちぼちはじめる農的くらし】

 
 
もはやなんと紹介したらいいかわからない、地域の実践の大先輩の高野雅夫先生と、戸田友介さんに私の混乱した頭の中を相談させていただきました。
 突然のお願いにも関わらず、お忙しいなかご対応いただき、初っ端から目からウロコのアドバイスをいただきました。
半農半Xの半農は農業でなく、持続可能な農ある小さな暮らし。あえて広げない、稼がない
・小西家の実践は半農半Xでなく、半農半農、もしくは半農半ものづくり?
・狙いは月3万円ビジネス読者?
・ハウス3棟、夫婦で半年栽培して大卒初任給程度の年収はアツい
・最近の移住希望者はパイオニアでなく「ふつうの人」設楽町はぴったりなんじゃないか
・大規模化でないというところに哲学を置くべき、自分の暮らしを大切にするという哲学
全国各地の事例なんかもお聞きしながら、これからの農園や生産グループとして地域にどんな働きかけをしたらいいかのアドバイスなども。
就農2年目のペーペー農家の私たちが、なんとか順調に農家として成長できるのは、地域の基盤と師匠たちの手厚い指導があるおかげ。そのことをお二人に相談させていただいたことで、改めて再認識できました。
ここ設楽町名倉地区は、有名な民俗学者にも「昔ながらの日本らしい農村」として取り上げられてきました。
長年かけて磨き上げられてきた、農民としての暮らしの基盤がすごいくて、懐が深い。そんな歴史にも支えられて、
「暮らしも稼ぎも犠牲にしない、
変化の時代にぼちぼちはじめる農的くらし」
そんなライフスタイルの提案をしていけたらと思います。
高野先生、戸田さん、今日はありがとうございました。
 

 

就農相談会を開催しました!

 


今日も、就農希望の方が町外から農園まできてくれました。
今回は、県の普及課の職員さんも同席してくれました。

園主から現状をお伝えしたり、農業に関する県や地域の補助金や就農までの道のりなども、お話しいただきました。

 

2人、冷床の画像のようです

 

私たちも、動いてみることで、少しずつ地域の関係者さんと連携が取れたり、新しい発見や学びにつながっています。

就農希望の方にとって、農業を始めることは、簡単な道のりではないということは、私たち自身も身をもって感じています。

でもこの町には、生産するためのハウスや資材やたくさんの資源と、技術があって、それを支えて来た農家さんと、長年お付き合いしてきた売り先がある。それは一朝一夕で築けるものではありませんし、地域の大きな財産だと思っています。

今しか繋げないものを、少しずつ、志ある人と一緒に引き継いで行けたらと少しずつ活動しています。

細々とSNSでの発信を続けた結果、下記のように少しつづお問い合わせをいただきました。

 

昨年度(R4年)
電話相談5件
現地での視察・相談3件

今年度(R5年)
電話相談3件
現地での視察・相談1件

 

4人、冷床、苗の画像のようです

 


意外と、農業初心者の方も多いです。私たちが実践者として感じたことを、いい面も悪い面もありのままお伝えしています。

ぜひ、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お声掛けください。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

お問い合わせは、下記公式ラインから

https://lin.ee/DwbImSt

 

【地元で手売りを始めて感じたこと】

 

そろそろうちのトマトのシーズンも終盤。

うちは大手スーパーへの出荷が主なんだけれど、繊細なトマトのため規格外品は避けられないので、その販路はとても大切な重要項目。

今年は、地元の手売りに力をいれてやってきた。

母が地元で服屋をしているので、そのお客様にお声掛けさせていただくところから始め、来る日も来る日も車にトマトを載せて地域を回った。

おかげさまで、初月は昨年度の規格外品売上の2.8倍に!
多い時では週に30軒弱、少ないときでも10軒以上のお客様の元を回らせてもらった。おかげさまで、昨年は余ってジュースに回していた分も売り切れた。

以前、農家の先輩に教わったことは、「農家と八百屋は違う職業。作ることと売ることは全く別。どちらも気合をいれて臨むように。」その指摘はとても的確だった。

うちの設楽町のおもしろいところは、地域によって全然雰囲気が違うところ。

私たちが今住んでいる名倉地域は、the農村という感じだし、生まれ育った田口地区は宿場町だった歴史があって、個人商店が多い。他にも役所関係の場所に行くと空気感がまるで違って、それを肌感覚で感じられたことは、とても勉強になった。

農園周りには農業の大先輩がいて、少し町に出ると、商いの大先輩がいるこの環境での手売りは、ときに厳しいけれど、とても刺激的で興味深い体験だった。

何気なく通り過ぎている町の人々が、こんなにも真心込めて、ちょうど良い力加減で商いに関わっていることを、眼の前で感じられたことは、わたしの人生においてもとても重要な学びだったように思う。

お客様はとてもあたたかく迎えてくれて、紹介をくれる方もあったし、あらゆる方法でいつも助けてくださった。地域の商いの先輩方も取引をしてくださったり、アドバイスをくれたり、静かな態度でペーペーな私を育ててくださった。母は数十年培ってきた小商いの細かい気遣いとスキルを惜しげなく教えてくれた。

ああ、ほんとにいい町で育ったんだなあって、今年ほど強く思った年はない。こういう町のいろんな温かさが、穏やかに伝わっていくといいなあと思った。

いつも力を貸してくれるみなさん、本当にありがとうございます。
来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

何かはじめるときに必要なこと

11/7

 

昨日はズームの話し合いに参加させてもらって。いろんな方とお話できておもしろかった。

 

「こんな計画じゃ甘いですかね?」って不安そうな移住希望の方がいて。

 

私も夫が農業を始めるとき、同じことを色んな人に聞いて回ったなって思い出した。

 

私は、夫に農業なんかあきらめてほしかった悪徳妻なので、だれかに、「甘いよ、ふざけんじゃねぇよ」ってぶっ飛ばしてほしかったけど、意外とそう言ってくれる人は少なかった。

かと言って、やさしい声をかけてくれる人も多くはなかった。

 

いいんかなこれで、いいんかなこれで、っておそるおそる歩いていくうちにその足跡をみて、いいじゃん、がんばってるじゃんっていってくれる人が増えて、その先でなぜか「あなたの旦那さんは農業に向いている」とか言ってくれちゃう人とかに会えて、(当時はやめてくれよと思った笑)なんかここまで来ちゃった道のりだった。

 

起業するときに意見を求めると、やったことない人はやめとけ、といって、成功したひとは一刻も早く始めなさいって言うらしいって話を聞いた。

 

結局重要なのは、これでいいかどうかはわからないけど、まあこれでやってくしかないかというあきらめと肯定の間の感覚なのかもな、と思った。

 

美しい計画の前に、私の人生の正解は、ここから私がつくっていくという覚悟。まぁ、私はまだまだ全然ぶれぶれなんだけど。

 


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求人、就農相談のご報告【今年もたくさんの方に支えていただきました!】



農家2年目になる私たち。

人手があまりに足りなくて、
皆さんにお願いしながら、
発信、求人活動をしたところ

初年度は、32名の方、今年は13名の方
に来ていただくことができました。
(1日体験含む)

お陰で、今年は、
5名のレギュラーメンバー
7名のサブメンバーに
定期的に来ていただいています。

みなさん、新城、豊橋、豊田、田原、刈谷、浜松と、
遠くからも週2以上の頻度で
来てくださるやる気も技術も精鋭の方ばかりです。

就農相談も、6名の方とお話させていただきました!

はじめる前は、
「そんな遠くから人なんてこないよ、続くわけないよ」
って言われ続けて来ましたが、
全然、設楽と農業の魅力って
想像以上だなって感じています。

たくさんの方に支えられながら、
なんとかやってきています。
本当に、ありがとうございます!

さあ、冬の間もいろいろと仕込み、頑張るぞ!
ぜひこれからも、お力を貸してくださいね!
よろしくお願いいたします。

地元の中学校でのキャリア教育講演会

11/8

地元の設楽中学校での
「キャリア教育講演会」に
お呼びいただき、お話ししてきました。(園主が)

 


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町外から農業をするために
移住した(珍しいw)事例として
お声掛けいただいたとのこと。

◎困難が多いとわかっていて、
農業を始めようと思ったのはなぜですか?

◎どうして、手堅いサラリーマンをやめて
農業をしたのですか?

◎年収はどれくらいなんですか?

中学生のみなさんの質問が的確すぎて、
妻は後ろでドキドキしてました。


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わたしたちの時代とは打って変わって、
最近は地元で暮らしたいという子も
だいぶ増えてきたそうです。 うれしい!

田舎にもいろんな大人がいるんだな、
ということが伝わればいいなぁ。と。

名古屋生まれの夫は、
ほんとに設楽が大好きです。
(名古屋より性に合うんですって、
びっくりするくらい)

貴重な機会をありがとうございました。

 


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校長室にうさぎ!

 

地元の農家のみなさんとお話しできました〜🙌!

 

新城設楽農林水産事務所 農業改良普及課
担い手育成グループ主催の

新城設楽女性農業者交流会に参加してきました。

 

場所は、名倉地区にある遊べる花屋さん。

町内の4軒のトマト農家の女性とお話しできました!!
(念願かなってうれしい!
意外と交流の機会がなく(T_T)) 

就農2〜5年目の農家さんが集まりました。


こんなに新規の農家さんが町内にいるということがまず驚き!

みなさん、
初年度〜数年は大変だったけど…
と口を揃えておっしゃってましたが、
なんとかペースが掴めてきたよとのこと。

みんな不安に思うことは似ていて、

◎はねだしトマトの行き先、
◎空きハウスのこれから、
◎農家仲間が増えてほしいよね、
などなど

いろいろと、できるところは、共有しながら、
助け合いながらやっていけると
いいなぁってお話しました。

だってやっぱり、
設楽のトマトは美味しいし、
ここで暮らせるのって
ほんといいよねってみんな口々に。

一歩一歩、やっていこうと思います

 


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